【こういう甘さに飢えてたの】中野葉子さんの 「Trunk show!」に行ってきたよ!

更新が滞っていたことからもご想像頂けるかと思いますが、なかなかに忙しくて、なかなかに疲れている日々でした。
アラフォーともなると、本当に疲れがたまりやすくて、生活すべてがハードモードになってきます!
みんな気をつけて!

 

そんな中、所用で平日休みをとり、時間があってなんとなくふらりと行ったこの展示。
行ってみたら、期待していた以上に今の自分にハマっていたというか。
『あー、こういう甘さを今は観たかったんだなー』って、ずっと思いながらギャラリー内をぐるぐるして、何度も何度も同じ作品を観ていました。

 

 

 

中野葉子さん「Trunk show!」

今って『甘くてカワイイ、でも毒もある☆』みたいな作品多いじゃないですか。
いや、そういうのも好きなんですけど、最近はそれに疲れていて。
『かわいいものは、かわいいだけで構成すればいいじゃん』って。
そういう気持ちに対して『じゃあ、ハイ、これどうぞ』って言ってもらえたのが、この展示だったというかんじでしょうか。

 

 

ただ、『かわいい』だけで構成されているわけでもないんですよね。
絶妙なバランスでのカラフルな配色の上に、1色で線画が載っているとか、モチーフが一部だけフラットになっているとか。『あれ?』って思うような、ひっかかりというか、複雑さもはらんでいる作品だなぁ、と思いました。
2〜3作品にひとつは『ん?』って考える部分がある。
まぁ、どこまで作者の意図を汲めているかは分からないんですけども。

 

 

そして、とにかく配色のセンスがとても良い!!!
パステル系だけかと思ったら、けっこう強い色も使っていたり、考えつかないような合わせをしていたりするのに、もうものすごくしっくりと全体が馴染んでいる。
毎回、無難に白黒グラデ+淡めの1色…で済ませるような自分にはものすごく勉強にもなりました。
中野葉子さんご自身のサイトに今回の展示作品もいくつかあるので 気になる方はとりあえず見てみてください。
そもそも、トップに使われているイラストもすごいバランスで上手く色を使っているよなぁ、って思います。
たしかこの作品って「Tokyo」ってタイトルだったんですけど、スカイツリーじゃなく東京タワーがモチーフなところだとか、全体に配された植物や凧とかに、作者の幼い頃の目に映っていた東京を描き起こしたのかな…なんて考えたりした作品でした。

 

 

作品数は全部で30程度だったのかな。
不思議なことに、私が強く惹かれた作品は2006年あたりから数年くらいのものに多かったです。
中でも一番好きだと思ったのは「dear deer」という鹿のイラスト。中野さんのページにもあります。
抑えられた色みが印象的だったのと、あとはたぶん、『この鹿はどんな表情をしているのかな』ってすごく気になったことも惹かれた理由なのかな、と。

 

 

作品集が出てるのかなー、あったら買いたいなー、と思っていたんですけど、残念ながらそれっぽいものはなく、グッズが何点か販売されていた程度でした。
Tシャツやキャンバスバッグの種類がもう少しあったら購入したかもな…。少ししかなかったから…。

 

 

ちなみに。
中野葉子さんを知ったのは、TOLOTというフォトアルバムサービスの表紙クリエイターとして起用されていた のがきっかけです。
てっきり期間限定だと思い込んでいたんですけど、まだ継続してやっているみたいだし、挿絵的に使えるページも提供されている ので、そろそろ本気出して作ってみようかなー、なんて思います。
こういう表紙 のアルバムがあったら嬉しいもんね。

 

 

中野葉子さんの「Trunk show!」、開催場所は代官山のGALLERY SPEAK FORです。
代官山駅から徒歩5分もあれば着きます。建物2階で、全面ガラス張りなので、ビビりなひとは他に誰か居るのを確認してから入ればいいと思います。そんな怖いとこじゃないけど。
中野さんご自身のブログに在廊時間も書かれてました。

1月17日(土)14:00~17:00
1月18日(日)14:00~17:00
1月21日(水)15:00~18:00
1月24日(土)14:00~17:00
1月25日(日)14:00~17:00
1月28日(水)15:00~18:00

 

開催期間は1月28日まで!あと数日!
行けるんならもう一度行きたいけどなー。けどなー。