アラフォーな私の着る服がなくなっていた理由

服を買いに行く服はあるが、果たして本当にその服で服を買いに行っていいのかが分からないし、せっかく服を買いに行けてもその服が正解なのかどうかが分からない。

そんな状態でした、ここ最近。
いまの職場のドレスコードがかなりゆるいこともあって、私と同じくらいの年代でもおしゃれさんが多く、出勤してはへこむ毎日。

そんなへこみんぐなある日。
Twitterで骨格診断というものの存在を知った私は、そこに光を見出し、あわせて話題になっていたパーソナルカラーとともに診断を受けることにしたのでした…。

これは、そんな迷える子羊(未年生まれのおひつじ座だから子羊を自称しても許してほしい)のパーソナルカラー診断&骨格診断の体験記であります。
5000字を超えちゃったくらい無駄にもりもりで書いているので、興味がある方は適宜読み飛ばしつつ、気になる部分を拾い読みしていただければ、と思っています。

(なお、骨格診断というのは骨格のタイプからプロポーションが良く見えるシルエットやアイテムをアドバイスしてくれる診断です。めっちゃざっくりした説明ですけど)
(そしてパーソナルカラー診断というのは肌のアラが目立たず、目鼻だちがくっきり見える色を探る診断です。これまたざっくりした説明ですけど)

では、ゆるゆるっとどうぞ〜〜〜。

「アラフォーになって何を着ればいいのか分からなくなった」

見出しの通りですよ。
冒頭にも書きましたが、アラフォーになって何を着ればいいのか分からなくなったんですよ。
一般的にはこういうのって30歳頃にくるらしいんですけど、私、基本的に周回遅れな人間だから…。
まぁ結果としては、服に迷うピークと骨格診断を知るタイミングとが重なってくれて、おかげで診断にさくっと行くことができたんだから万事おっけー!!!周回遅れでヨカッター!!!!!

サロン選びの条件

さて、ここからは体験記っぽいことを書いていきます。
まずはサロンを選ぶときに条件として考えていたことから。
こんなかんじです。

  • 家からの距離が近いこと(すっぴんでも行ける場所
  • 骨格診断とパーソナルカラー診断の両方を行っていること(一気に受けたかったから)
  • 金額は合わせて20,000円前後であること(合わせて18,000円のところに行きました)
  • ウェブサイトから受ける印象が良いこと
  • 問い合わせ時の返信の早さ&丁寧さ

特に『家からの距離』というのを重視していたので、結果として『地域名 パーソナルカラー診断』でググったときに見つけたサロンを選びました。
開業して間もないサロンだったので口コミも見つからず、ウェブサイトやブログから雰囲気などを判断するしかなかったんですが、ブログを毎日更新されていて『信頼できそう』と思ったんですよね。
実際、診断を受けてみて、自分に合っていたサロンだったな〜と思います。
ネットで受ける印象って、意外と侮れないよね。

予約、そして診断へ

予約方法はサロンによっていろいろだと思います。
私の行ったサロンは予約用の入力フォームはなかったので、まずは ウェブサイトに記載されているメールアドレスへ『診断を検討しています。空き状況をおしえてください。可能なら土日でお願いしたいです』的な内容のメールを送りました。
その数時間後には連絡(メール)があり、予約可能な日時を提示いただけたので、いちばん都合がいい日での予約を返信で依頼。
その際に伝えたのは、

  • 氏名
  • 連絡先(携帯電話の番号)
  • 大まかな住所(○○市在住で○○駅が最寄り、程度)
  • 受診予定のコース

でした。
このメールへの返信で、サロンの詳細な住所をいただいた…という流れ。
(ちなみに、サロン訪問日の前々日に『○○日○○時にお伺いする予定の○○です。よろしくお願いいたします』といった内容のメールも送りました〜)

診断の流れ(パーソナルカラー診断編)

そして当日。
サロンに着いて、まずは雑談。
この雑談の中で、私のライフスタイルや、洋服選びについての悩みなどを話しました。
それから、『自己診断でのパーソナルカラー、骨格タイプは何だと思うか?』っていうのも聞かれましたね〜。(ちなみに、骨格ストレートのウィンターだと思うと回答)
他には、おそらく診断の手がかりになるのであろう『暖かい場所で頬が赤くなりやすいか』『日焼けした後はどうなるか』ということも聞かれました。

テーブルでの雑談の後、全身が映る大きな鏡の前に場所を移動。
着ている洋服が診断結果に影響しないよう、白いエプロン的なものを掛けてもらって診断がスタート。
(※なお、私が受けたのは4分割のものなので、8分割とか16分割になってくると、また別の流れになるのかなーと思います

アナリストさんがまず手にしたのは、ファンデ選びに使うようなカラーチップ。
(おそらく)ベージュ系の肌色と、ピンク系の肌色が3色ずつあるチップを顔に合わせて、どちらに肌色が近いかを診断。
でも………私、どっちのカラーチップも『いけるけど、ものすごくハマる色はない』ってかんじだったんですよね………。
というわけで、この時点ではジャッジはなし。

続いては、いよいよカラードレープをあてて『パーソナルカラー診断っぽいやつ!!!』の始まりです。
(このあたりから地味に私のテンションが上がる)
まずはイエローベースなのかブルーベースなのかを診断。
同じ色でも、黄色みがあるものと青みがあるものとの2枚のドレープをあてて、どちらが映える肌なのかを探っていくわけです。
たとえば ピンクでも、サーモンピンクが映えるのか、それともマゼンタピンクのほうなのか… みたいな。
『映える』っていうのは、クマやアラが目立たず肌がきれいに見える…だとか、目鼻だちがぼやけずにハッキリする…ってことみたいです。
『ここの部分がこう見えるほうが映える色!』っていう分かりやすい指針はないっぽい。
でも、実際に診断を受けると、やっぱり 特定の色で『めっちゃ顔がはっきりする!!!』ってのは自分自身でも分かったりする もので。不思議だね。
ここで、無事、イエベブルベのどちらなのか判断がされました。

引き続いて、イエローベースであればスプリングなのかオータムなのか、ブルーベースであればあればサマーなのかウィンターなのかを調べます。
基本的にスプリングとウィンターは濁らない色(絵の具をチューブから出したそのままの色、みたいな)が得意、オータムとサマーは濁りのある落ち着いた色 が得意っぽい。
パーソナルカラーは一生変わらないと言われるんですけど、スプリング&ウィンターは10代〜20代が着やすそう、オータムとサマーは30代以降にこなしやすそうな色が多いなー、と感じました。
年代に合わせて変わってくれればいいのに…。

ちなみに、診断時に使われるドレープには各季節に由来した名前がついていて『おお〜〜』と思いました。
スプリングのパンジー(紫)とか、ウィンターのパイングリーン(強い緑)とか。
色フェチにはたまらない と思います。はい。

パーソナルカラーが診断された後は、またテーブルに戻って、同じパーソナルカラーの有名人をお手本にメイクや洋服の色合わせのコツを教えてもらうなど。
パーソナルカラーによって、ハマるベースメイクの質感も変わってくる(ウィンターならツヤ仕上げ、オータムならマット仕上げ…みたいな)ので、そのあたりもしっかりと説明してもらいつつ、自分のこれまでの経験則で導き出した肌作りは間違ってなかったのか…!と感動もしました。

最後は、自分のパーソナルカラーに合う色の見本帳をもらったんですが、中でもとりわけ肌色がきれいに見えた20色ほどにシールを貼ってくれました。
これも自分の経験則で無意識に選んできた色たちで、再び感動。
自分のことを意外と分かっていた〜!!!!!
ちなみに、パーソナルカラーはウィンター でした。
そうです、自己診断通りだったんです。

パーソナルカラー診断と骨格診断

診断の流れ(骨格診断編)

パーソナルカラーが分かったところで、『じゃあ次は骨格診断にいきましょうか』ってことで、またしても大きな鏡の前へ。
パーソナルカラー診断時は着席でしたが、骨格診断時は立って診断 してもらいました。

パーソナルカラー診断はたくさんドレープをあててもらったのもあって、診断だけでも30分程度はかかった気がするんですが、骨格診断のほうは早かった。
手のひらや手首、鎖骨を目視したあとに肩甲骨などを触られて、5分程度で診断自体は終了。
まぁ、私はわかりやすい骨格だったからなんだろうな〜とも思います。

骨格診断は 診断自体よりも、その後のお買い物アドバイスの部分が断然長かった ですね。
トップスから小物にいたるまで、おすすめのアイテム&苦手なアイテムについて、どうしておすすめなのか or 苦手なのかのロジカルな説明とともに教えてもらいました。

なお、骨格タイプはストレートでした。これも自己診断通り。
ストレートが得意とするキャリアウーマン(って、死語?)っぽい格好や、シンプルな格好を好んでいたのはやっぱり経験則なのかなぁ…。
骨格ストレートはパンツスタイル(スキニーを除く)が得意なぶん、スカートはタイトスカート一択に近いので、それだけは不満っちゃ不満ではありますが…。
イレギュラーヘムのフレアスカートとか履きたかったよね…。
(↓アイテムの得意/不得意がまとめられている資料です。ぼかしてます)

パーソナルカラー診断と骨格診断

パーソナルカラー診断と骨格診断を同時に受けたことによって、NGアイテムとOKアイテムをかなり具体的に聞けたのはすごくよかったです。
骨格ストレートのウィンターには、黒のライダースがめっちゃおすすめらしいよ。
なお、骨格ストレートのおすすめアイテムの説明時にやたらと 広瀬すずちゃんの名前を挙げられて、『もしや私は広瀬すずちゃんに似てるのかな…?かわいくてごめんなさい………』と思ったりした のですが(11688906712回くらい死んできたほうがいい)ググってみたら、広瀬すずちゃんは骨格ストレートのウィンターらしい ですね。
だから似てるタイプってことで、イメージしやすいよ〜って言いたかったのかな。言われてないけど。おいおい、勘違いする前に言ってくれよ。
他に骨格ストレート×ウィンターの有名人は、黒木メイサとかPerfumeののっちとかみたいです。(のっちに関しては骨格ナチュラル説もあるっぽい)

診断結果についての所感とか

1時間半ほどにわたってパーソナルカラーと骨格の診断をしてもらったわけですが。
結果としては自己診断通りだったということでね。正直、もっと驚きが欲しかったという気持ちはありますね。
でも、意外と自分のことをわかってたんだな〜ってのはちょっと嬉しかったです。

自分のことをわかっていたにも関わらず、『着る服がない!』とバーサク状態になっていたのは、単純に昨今の流行によるものが大きかった模様。
昨今のビッグシルエットだとかスキニーだとかは骨格ストレートにはびっくりするほど似合わないわけです。
でも、こういうのが流行ってるし、ショップには骨格ストレートにハマるようなストレートラインの洋服がないわけで、そういう洋服を買うしかなかった→似合わない→何を着ればいいの〜〜〜、ってなっちゃったっぽい。

あと、パーソナルカラーについては、『黒は似合うんだけど、似合うと思ってるのはベーシックで使い勝手がいいからであって、実際には自分には似合っていないのではないか』みたいな思考回路ですね。
他のウィンターの色っていうのは鮮やかすぎるから『マゼンタは似合うと思っているけど、やっぱり似合っていないのでは?似合っていないのにアラフォーでこんな色を着ていたらけっこう厳しいのでは?』って気持ちもありましたね。
まぁ、アラフォーに厳しそうな色が得意色であるのは変わらないんですけど、とりあえず診断を受けたことで『似合うから着てもいいんだよ!』って背中を押してもらえた感はあります。

さ〜て、今後のmicaさんは〜?

そんなわけで、今後は似合う色を貪欲に身につけていこうと思っています。
幸いにも、似合う色=好きな色でもあるので、ローズ系のリップとかチークとかがつがつつけていきたいし、真っ白な服も躊躇せずに着ていきたい!!!
黒と真っ白が得意色なので、アイテムの色に困ることはなさそうかなぁ、と思っています。
ただ、骨格にハマる形の洋服が見つかりづらいご時世なので、買い物はそこそこ大変にはなりそうかな…。

盲点だったのがアクセサリーで、これまで華奢なデザインのゴールドのものを好んで買い集めていたのが、実は似合うのはシルバーの大ぶりなピアス(揺れるものは微妙)だったり、トップにポイントのあるネックレス だったりするので、このあたりを買い揃えるのに時間がかかりそうな気はしています。ゴールドが流行ってるしね〜。

アナリストさん曰く『若い頃はパーソナルカラーや骨格タイプに合わないものでも力技で着こなせるんです。でも、30代くらいになってくると似合わなくなってくる。だから、このサロンでも30代、40代のお客さんが多いんですよ』
なるほど。
でもまぁ楽しいです。
雑誌やZOZOあたりを見ながら、『この形はいけるかな〜。お店で試着しようかな』とか『この色かわいい!肌色きれいに見えそう!』ってへらへら考えてるの、めっちゃ楽しいです。
アラフォーになって買い物を楽しめるようになるなんて、ちょっと想像してなかった。

同じくらいの年代で、診断を受けるかどうか迷っているひとがいたら、私は背中を思いっ切り押したいです。
無駄買いが減るので、結果としてはお安くつきます。少なくとも私はそうです。

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