sora tob sakana のラストライブをレポする+α

今秋の私はすごかった。
たった2ヶ月の間に、箱で推していたアイドルが解散して、在宅でゆるやかに推していた地上アイドルが2人も卒業したからな!
つらたん!!!
その間にショックな出来事もあり。これは詳細は書きたくないからごめんなさいなんだけども。
そんなことが立て続いた秋でした。

『グループ自体を推していたアイドル』というのはsora tob sakanaさんです。


ちょうど1年半ほど前に最推しが卒業して、そこからは残った3人のメンバーみんなを愛でつつ見ていたグループです。最年長のなっちゃん推し寄りの箱推しでした。
そもそもは、このグループのほぼ全ての楽曲を手掛けている照井順政さんが作る音が好きで見ていたんですが、そのうちにメンバーに対しても気持ちが出てきてしまったパターンですね。
だって照井さんが作る鬼難しい変拍子の楽曲を軽やかに踊りながら歌うんだよ……愛情がわかないほうが嘘でしょ、そんなん……。
とりあえず代表曲のひとつのライブパフォーマンス動画を貼っておくから見て……お願い見て……いまさら沼落ちしてもどうしようもないから責任はとれないけど見て……。

まぁでもそんなsora tob sakanaさんたちが、諸々の想いや事情から、9月の頭に解散をしました。
『解散します。ラストライブは有観客でやります』というお知らせが出たのが5月の終わり。
世の中が新型コロナで、たぶんいちばんキリキリとしていた時期です。
だから、客席は1席ずつあけた市松模様状態だったし、チケットの価格もふだんの倍近く。なんなら1階席の前方エリアは6万円という価格設定でした。
このチケット価格についてはアイドルヲタク界隈がけっこうザワついていたから、『あ〜、あのザワザワしてたやつね』と分かるひとも居るのかも?

そんな価格設定ながらも、お席がご用意されなかった人たちが発生していたラストライブ。
私は幸運にも現場で推したちを見送ることができました。
2階席だったけどね。現場に居られただけで充分だったよ……。

sora tob sakanaのラストライブは4時間という長丁場だったので詳細までは語りませんが、とても良いライブでした。
持ち歌すべてをバンドセットで生歌披露(もちろんダンス有り)してくれたんですよ……sora tob sakanaのメンバーも、バンドメンバーも凄すぎる……。

しかもこのライブ、終わり方がとても良かったんです。
最後の曲のラストでメンバー3人が笑顔で向き合って、それをスモークが包んで、バンドの音がぎゅいんぎゅいん響いた後、スモークが消えたら、バンドメンバーも含めてみんながステージから消えていた……。
夢をみていたみたいな感覚。
コロナ禍でアンコールができないことを逆手に取った、ラストライブにふさわしい演出だと思いました。
sora tob sakanaを推し続けて良かったな、って思える終わり方。

だからまぁ、sora tob sakanaさんたちの解散については自分でうまいこと消化できたんですよね。
ただ、消化できるのと、納得できるのとは別の話。
さすがに、箱で推していた子たちが解散したとあって、しばらくの間はキョムキョムプリン状態でしたね……。

そんな虚無な状態に追い打ちをかけたのが、坂道グループでの推したちの卒業。
一人は、欅坂46の佐藤詩織ちゃん。
もう一人は、乃木坂46の中田花奈ちゃん。

佐藤詩織ちゃんのほうは、今年の春先に活動休止を発表してたんです。
そのときのブログが、『あ……これはこのまま卒業するやつだな……』と思える内容のもので。
アートの勉強をするために留学……というのが活動休止の理由でしたが、戻ってこないんだろうな〜という予感はしていました。
ところが!
新型コロナで留学ができなくなってしまったことで、活動休止を返上して欅坂46に戻ってきた佐藤詩織ちゃん。
欅坂の冠番組や、歌番組にも出演しヲタク(私だ)を喜ばせてくれました。
そうこうしているうちに欅坂46の改名(櫻坂46ですね)が決まり、そこをちょうどいい節目として、欅坂としてのラストライブをもって卒業したのでした。

ヲタクの贔屓目をなしに見ても、佐藤詩織ちゃんは超円満卒業。
でもやっぱり辛いものは辛い。
心が虚無る。

中田花奈ちゃんのほうは、卒業の発表自体は夏頃でした。
ただ、その時点では卒業時期は『年内』だけで、詳しい時期は未定。
中田花奈ちゃんの前に卒業を発表していた白石麻衣ちゃんの卒業もリスケになる中、新型コロナによって延期になっていた握手会に代わり、オンラインのお話会であるミート&グリート(略称:ミーグリ)が受付開始。
なにかを予感したヲタクたちによってミーグリの枠が即日で埋まってしまった後、中田花奈ちゃんから『このミーグリを以て卒業します』という発表が出ました……。

わかってたけどね……わかってたからミーグリの枠を頑張って取ったけどね……。
でも、ダンスの実力があって、個人としての冠番組もあって、ラジオ番組も持ってて、グループの冠番組でも地味に支えてきた1期生である中田花奈ちゃんが握手会で卒業なのかぁ……卒業ライブとかないのかぁ……と思ったら辛くて切なくて涙が出てしまったよね。
まぁ、卒業直前に歌番組でセンターをすることにはなったんですけど……でもね……正直、『これだけかぁ』と感じてしまった。

それだけでもリトル虚無になってはいたんですけど(リトル虚無とは???)いちばんダメージを受けたのが、卒業の翌日。
中田花奈ちゃんの卒業について触れているメンバーがあんまり居なかった気がして……『えええ……?』みたいな……。
一般的にそこまで知名度のあるメンバーではなかったと思うし、実際、私も去年の暮れぐらいまで気に留めてなかったし、だから言及なしでもしかたないのかな、とは思うけど……でもやっぱりモヤモヤっとした気持ちが拭いきれませんでしたね……。

https://twitter.com/oricon/status/1319581832845942784

写真集で1位をとったからまぁいっかーーーーー!!!!!
釈然としない気持ちもあるけど、まぁいっかーーーーー!!!!!
めちゃいい写真集だから皆さんもどうぞーーーーー!!!!!

そうやって精神的にぜんぜん元気じゃなかった秋を経ての、年末。
新型コロナまじでいいかげんにしてくれよ……という気持ちしかでてこない毎日ですが、一方で、こういうご時世だからこそスローペースで生きていてもいい空気を感じたりもして。
その空気感には正直助かっていたりはします。
メンタルがしんどい時にアクティブに動きまわらなくていいんだ、みたいな。
今週末に仕事を納めたら、積読の山をゆるやかに崩したり、アマプラでウォッチリストに入れているものを片っ端から見たりして、穏やかに年を越したいと思います。

これを読んでくれている皆さまも、今年はおつかれさま!
今年は全人類が頑張った一年だった……。
ゆっくりして年を越してくださいね!