真のガチ勢はお母さん達…「リカちゃん展」がかわいさの玉手箱や〜

最初に書いておきますが、このエントリは東京ではすでに終了してしまっている「リカちゃん展」について書いています。
したがって、『こんなのやってるんだ〜行きたい〜』となっても、東京ではもう無理です。

 

しかし!
福岡では2月から、兵庫では4月から開催予定 とのこと。
遠征キメればワンチャンあります。
私もお金と時間があれば遠征してまた観たいよ…。

リカちゃん展@新宿小田急

 

 

そんなわけで、「リカちゃん展」。

https://www.instagram.com/p/BdMPgN9AI-I/?taken-by=licca_exhibition

 

知ってた?リカちゃん誕生から50年なんだって

どうやら去年(2017年)がリカちゃん誕生の50周年にあたるらしく、それを記念して「リカちゃん展」が開催されたそう。
こんな展示をしているのは全然知らなくて、少し前にアップした「年の瀬にアクアリウムに圧倒された話」で新宿駅を使った際にポスターを見て知って、あまりの会期の短さに驚いて、焦りながら年末年始休みに娘と観に行ってきました。

 

それにしても会期が1週間程度って!
限定グッズがあって絶対に人が集まるの分かってて、こんだけ会期が短いって!
まぁ、グッズ売り場が独立していてリカちゃん展に入らなくても買えるつくりだったせいもあってか、リカちゃん展自体はえげつないほど混んだりはしていなかったのは救いだったんですけども。

 

 

総勢580名がOMOTENASHI

リカちゃんはぜんぶで 約580体並んでいる(らしい)「リカちゃん展」。
ただし、基本的に撮影は禁止です。
どんなにかわいくても、なつかしくても、アバンギャルドでも、すべて脳内に焼き付けておかなくてはなりません…。
『なんでだめなのかな〜』と思ったんですけど、考えて見たら物販に図録があったもんね。それ買えよ、ってことですね。

 

 

大好き60年代風があふれる会場

40を目前にした今、『若い時にやっておけば良かった…』と切実に思う格好があって。
それは何かというと、「スクールガール風」と「60年代風」なんです。
どっちも、形も色もアラフォーには無理無理すぎて『なんで若い頃に着ておかなかったんだろう…』とものすごく後悔しています。(残念な顔面だから、若い頃でもこういう格好をする勇気がなかったのです…)

 

そんな私にとって、60年代風のレトロガーリーな洋服(を着たリカちゃん)が並ぶ「リカちゃん展」は眼福以外のなにものでもありませんでした!!!
そもそもは『娘が喜ぶかな〜?年末年始は遠出してないからこういうのに連れて行くくらいはしておこ〜』という気持ちで来たはずなのに、5分も経たないうちに私のほうが夢中になっている状態。
初代リカちゃんの発売は1967年で、ジャスト60年代なんですよね。
だから、60年代風(風っていうか、60年代そのものなんだけど)の格好をしたリカちゃんはけっこう多かった気がします。全体の3割くらいはあったんじゃないかな?
他はアイドル風とかスクールガール系もちらほらと。
あと、どの年代でも着物姿はコンスタントに出していたんだな〜、ということを知りました。

 

ちなみにリカちゃんの服に釘付けだった私とは対照的に、娘が興味を引かれていたのはリカちゃんハウスでした。
『○○のところに△△があった』『ここはこうやって組み立てられてるのかな?』とか、細かいところまでよく見ていましたね〜。
レゴ遊びが好きな子だから、『組み立てる』ってことにこだわりがあるのかな?

 

 

じぶんの中でなにかが満たされた

実母がパチスロ狂でしんどい思いをしてきたことはHatena Diary時代だったり、Twitterだったりでしばしば書いているわけですが、それを抜きにしても彼女は お金の使い方がめちゃめちゃ下手 でした。今なら分かる。
だから、我が家は中の中 or 中の上くらいの世帯収入があったはずなのに、周りのお友達に比べて私の持っているおもちゃは圧倒的に少なかったし、ショボかった。
リカちゃんも買ってもらってはいたものの、お洋服はデフォルトでついてきた1着だけだったし、リカちゃんハウスなんて夢のまた夢。
「ドッグヴィル」じゃないけど画用紙に間取りを描いて、その上で遊ばせるのが定番の遊び方でした。
(余談ですが「ドッグヴィル」はL・V・トリアー監督作品の中で1番目か2番目に好きです)(めっちゃ鬱映画だけどね!)

 

そんな思い出を持つ私が、今回の展示で当時のリカちゃんハウスだったり、たくさんの洋服だったりを見られたことって結構おおきくて、なんていうのかな…成仏できたかんじ?
実際に手に入れられたわけではないけど、当時リカちゃんハウスやリカちゃんの洋服(=自分にとっては具現化された母親の愛情とも言えるかな、って……おおげさ?)を欲しがっていた小さな自分にそれを与えられた気がしました。
かわいいー!うれしいー!なつかしいー!だけでなく、満たされていなかったものを満たしてくれた…って思えた展示でしたね。

 

 

とにかくかわいいんだよ!!!

まぁそんな暗い話はいいんだよ。
要するにかわいくて楽しかったよ。
それに尽きるよ。
そんでもってタイトルにもした通り、お子さんよりもお母さんたちの興奮がすごかったと思いました。
札束の戦場であるグッズ売り場はもちろん、会場内でもリカちゃんを真剣に見つめるのは軒並みお母さんたちのほう。
子どもたちはリアルな人形じゃなく、二次元世界(アプリ)で着せ替え遊びを楽しむ世代だもんね。いまいち『着せ替え人形のリカちゃん』っていうのがピンときてなかったりするのかもしれないですね。そういえば触れるリカちゃんとか1体もなかったし。

 

 

 

コラボリカちゃんは撮影OK

最初に『基本的に撮影はNG』と書きましたが、許可されているエリアがありまして。
それが最後の部屋です。いろんな企業だったり、芸能人だったりとコラボしたリカちゃんが飾られている部屋。
目玉であるスワロフスキーとのコラボのリカちゃんは正統派で美しかったな。

リカちゃん展@新宿小田急

 

いちごドレス(たしか何かのいちごの銘柄とのコラボ)は『リカちゃん!』ってかんじのキュートさにあふれてました。

リカちゃん展@新宿小田急

 

シュタイフとのコラボはテディ。スカートの柄もなにげにテディ。

リカちゃん展@新宿小田急

メディコムトイのコラボもクマ〜。

リカちゃん展@新宿小田急

そして、でんぱ組とのコラボも。
私が観た時はりさちーのリカちゃんがいなかったんですけど(写真にも写ってないですし)なんでだったんだろ?

リカちゃん展@新宿小田急

他には、うまく撮れなかったけど、広瀬すずちゃんのリカちゃんとかもかわいかったです。
それにしても私は写真のセンスがなさすぎるから、どうにかしたほうがいいですね。
今年はブログに載せてもはずかしくないレベルの写真を撮れるように頑張ろう………。