【会場までの道順も書いたよ】レアンドロ・エルリッヒの「Fragments of Illusion」に行ってきたよ!

先日、OZ magazineのアート特集についてのエントリを上げた わけですが。
あれを書いたら俄然行きたくなってしまったのが、レアンドロ・エルリッヒの個展。
だから初日に行ってきちゃいました☆ミ

 

 

 

レアンドロ・エルリッヒ「Fragments of Illusion」パンフ
今回の展示のパンフレット。

 

 

会場はこうやって行こう

展示会場はアートフロントギャラリー。代官山です。
代官山って個人的ダンジョンだったりしまして、他にそういう方もいるかもだから、ギャラリーの行き方を書いておきますね。
まず、代官山駅を降りたら、左手にカフェ「sign」が見える改札口を出ます。
そのsignを左手に見つつ突き当たるまでまっすぐ歩きます。
突き当たったら道なり(右折)に進むと、大きな道路に出ます。
すぐ目の前に歩道橋が見えるので、それを昇り、交番のある場所に降ります。
交番の目の前にある横断歩道を渡れば、そこがアートフロンとギャラリーのあるヒルサイドテラスです。
展示は、すぐ手前の部屋(表から見えます。)と、隣り合った部屋とで開催されています。

 

 

体験型の大型展示が多いレアンドロ・エルリッヒ

レアンドロ・エルリッヒの作品でいちばん有名なのは、金沢21世紀美術館の「スイミングプール」だと思います。

金沢21世紀美術館「スイミングプール」

(画像は金沢21世紀美術館からお借りしました。)
この代表作をはじめ、基本的に大型の体験作品が多いレアンドロ・エルリッヒ。
他の有名作品では『倉庫』を使ったものがあるし、昨年暮れの「うさぎスマッシュ展」では『窓と庭』が使われていました。
ちなみに「スイミングプール」は恒久展示作品ですが、先月は21美でレアンドロ・エルリッヒの個展自体も行われていた模様。そこでの写真を見ていると、『楽器』を使った大型展示もあったようでした。
そして、その21美の展示での一部が、今回、代官山にやって来た…のかな?

 

 

代官山での展示は…

代官山での展示は、先述の通り、2つの部屋に分けて行われていました。
片方は真っ白の壁の部屋、もう片方は黒い壁の部屋。
おそらく壁色はもともとで、それぞれの部屋に展示されている作品を引き立たせるための結果としてこのギャラリーを使ったとは思うんですけど…『この対比は粋だなぁ』と思いましたね。

 

そして展示作品!
これすごく良かったです。
これから観に行く方のために詳細は伏せますが、今回の展示のパンフレットなどで写真が使われている、「雲」という作品。これが本当に素晴らしかったのです。
写真から、『ガラスが使われた作品なんだろうなー』とは思っていたんですが、どうつくられているのかは分からなかったんです、これ。『ガラスで作られた空間に水蒸気で雲でもつくってるのかな?』とか考えてたんですが…実際はまったく違いました。すべてガラス。
硬質なものをつかって、こんなつかみどころのないふわふわしたものを目の前につくりあげてくれるなんてすごい!と、作品を前にため息ばかりついていました。
ちなみに、ギャラリーにはけっこう行っているほうだと思うんですが、『この作品を買いたい!』と切実に思ったのは、この「雲」が初めてだと思います。けっこうなお値段だから買えるわけなかったけどね…。

 

その他には、大きなポスターのような作品も良かったです。
発想自体も面白かったんですが、なによりも、参加している人々の表情がものすごく楽しそうだったのが印象的でした。
『アートって小難しいものじゃなくて、こうやって楽しめていいんだなー』と改めて思いました。

 

 

欲を言えば、もう少したくさんの作品を観たかったかな、と。
ただ、無料でここまで堪能させてもらえればじゅうぶんでもあるかなー…。
アートフロントギャラリーのスタッフさん?は、質問すればいろいろと答えてくれるかんじでした。(他のひとが質問とかいろいろしてました。)(私はコミュ障なのでできませんでした。)
素敵なギャラリーだと思います。
レアンドロ・エルリッヒの作品集(6000円くらい)も販売されているので、この機会に購入するのも良いと思います。Amazonとかでも扱ってないみたいですし。…私?私は買いたかったけど、手持ちがなかったよ…。
会期は9/5〜10/5まで。
お近くまで行く用事がある方は、寄り道がてら、ぜひにぜひに!!!